談話室ゆづき 宗教関連投稿(2007年分)
5756 「時宗教団史」 mino阿弥 07/13 09:55
「時宗教団史」高野修氏著(岩田書院)
鳥取の安養寺の縁起によれば後醍醐天皇の娘瓊子内親王は上人(遊行五代安国又は六代一鎮に)帰依したと伝えられている。
遊行十二代尊観は亀山天皇第七皇子常盤井恒明親王の皇子と伝える。遊行の途中、後小松天皇に拝顔。それより代々の遊行上人が南朝の門流として参内が許され る格式が生まれたという。室町将軍は諸国の守護にたいして遊行上人の一行が関所を通る便宜をはかるよう(関銭免除)御教書を発している。
遊行十三代尊明は、美濃国山田氏の出身。
遊行二十二代意楽は称愚に遊行を相続させ美濃二岩(岐阜県関市)に閑居した。
岐阜県関市に弁慶庵があり俳人惟然が住んだ。芭蕉が岐阜を訪れた折に門人となり、蕉門十哲の一人であった。惟然の時代、美濃には時宗が浸透していた。
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